包括的矯正歯科 DIP 1dayコース

綿引先生が開発した 次世代AIセファロ「DIP Ceph」を使い、 インサイザルポジションを重視した矯正診断の基礎を学ぶ

 予知性の高い全顎歯科治療を考えた場合、歯の位置をどこに配列した方がいいか? また、上下の顎関係をどのように考えたらいいのか? といった疑問が常につきまといます。そこで近年、矯正診断学を取り入れた包括的診断が大きく注目されています。

しかし、セファロ分析にはさまざまな臨床哲学をもとにした哲学系セファロ分析が多く存在し、矯正診断への理解をより一層困難にしています。さらに、正確で再現性のある点のプロットやトレースなどには専門的な理解や経験が不可欠であり、一般歯科医にとって高いハードルとなっています。

そこで本セミナーでは、綿引淳一先生が開発した DIP Mode™(定量的VTO治療計画システム)、DIP Magic Trace™(高精度フルスケールAIオートトレーシング機能)、DIP Magic Compare™(高精度重ね合わせ機能)を用いた「次世代AI搭載DIP Cephシステム」を用いて、簡便かつ正確にセファロ分析および重ね合わせ評価ができるようになることを目的としています。

DIPと従来のVTOとの決定的な違い

従来のVTOが抱える「診断的ギャップ」

従来のVTO(Visual Treatment Objective)は、治療後の顔貌の変化を視覚的(グラフィカル)に予測することに主眼が置かれていました。しかし、その出力データは本質的に「座標ベース」(例:A点がX軸に何mm移動)であり、臨床家が求める「歯を何度傾斜させ、何mm圧下させるべきか」といった具体的な臨床指示(=設計図)を直接提供するものではありませんでした。
このため、術者が視覚的なゴールから臨床指示を推測(=翻訳)する必要があり、矯正治療と最終的な補綴治療との間に「診断的ギャップ」が生じる根本的な原因となっていました。


DIP:「世界初」の定量的アプローチ

DIP(Dual Incisal Planning)システムは、この長年の課題を解決するために開発された、世界初のAI搭載セファロ分析システムです。DIPの革新性は、AIを単なるランドマークの自動トレースに用いるだけでなく、特許出願中(特願2023-218425)の独自アルゴリズム(DIP Mode™)と組み合わせた点にあります。
DIPは、補綴的な最終ゴールである「インサイザルエッジ」の位置を絶対的な基準点とし、そこから逆算して、治療に必要な「傾斜(度)」「圧下・挺出(mm)」といった定量的かつ具体的な臨床パラメータを直接出力します。
これにより、術者の経験則に依存した「翻訳」プロセスを介さず、矯正から補綴まで一貫したデータ主導の治療計画が可能となります。 この定量的アプローチこそが、DIPが「包括的矯正治療®︎」の中核として提案する、世界初の手法です。

キーコンセプト解説
*デュアルインサイザルプランニング法(DIP法)とは

綿引淳一によって発案された側貌セファロ分析を用いた、矯正歯科学と補綴歯科学の診断を融合させた上下顎のインサイザルポジションを考慮した新しい治療計画方法です。DIPでは、矯正治療だけに留まらず総義歯治療まですべてのフルマウス治療に応用が可能です。(DIP計測アルゴリズム:特許出願中 [特願2023-218425])

*DIP Cephとは
歯科分野のAI開発システムに特化したベンチャー企業であるDental Brain社によって、DIPコンセプトをはじめとする綿引淳一のコンセプトを具現化するために開発・販売される、無料でも使用できるAI搭載次世代包括的矯正歯科治療支援システムです。(「包括的矯正治療®︎」:登録商標番号6043163)

*包括的矯正治療®︎:登録商標番号6043163

開催予定日時

2026年6月28日(日)

 

8名程度(先着順)

会 場

東京日本橋AQUA歯科・矯正歯科包括クリニック

対 象

  • 一般歯科医師・矯正専門医(*歯科衛生士、技工士も可能)
  • DIP Ceph ユーザー または 今後DIP Ceph の使用を検討したい方
  • セファロを補綴・矯正に取り入りたい方
  • セファロを反映したセットアップ・ワックスアップモデル制作の指示の出し方を学びたい

受講料

受講費:50,000円

※ 詳細は別途ご案内いたします。
※ 価格は10%の消費税を含んでおります

特 典

DIP Ceph 1年間有料 アカウント付き

JIOS(日本包括的矯正歯科学会)オリジナルの各種フォーマットを提供 

矯正同意書

包括的矯正診断フォーム

口腔内診査フォーム

症例発表スライドフォーム(PPD, keynote)

中枢神経感作テスト

申し込み方法

本コースで学べること

履修目標

  • 5つの顔面の機能的解剖学的構成単位の相互関係が評価できる
  • セファロ分析の正しい知識と有効活用法
  • 各種フィロソフィー系セファロ診断法の問題点と矛盾
  • セファロ分析の特性を活かしたディアルインサイザルプランニング法(DIP 法)の解説
  • DIP Ceph を用いた各社デジタルセットアップモデル製作ステップ
  • DIP Ceph を用いたフルマウス治療(フルデンチャー・包括的矯正など)の実践
  • 受講生のケースを用いた実際の矯正診断・治療計画の立案

*本コースでは、従来あいまいとされてきた多くの課題を明確にした新時代の包括的矯正治療のガイドラインを理解して頂きます。そのため、初心者から矯正専門医まで幅広い経験の先生方にも新鮮に取り組める内容としております。

講師紹介

講 師
綿引 淳一

日本矯正歯科学会 臨床指導医・認定医
日本歯周病学会認定医
昭和大学矯正科兼任講師

講 師
井沢 秀彦

矯正歯科専門技工士
株式会社イザワオーソプレイス 代表取締役社長

綿引先生の専属の矯正技工士として、DIP法セットアップモデルを始めとする矯正技工の全てを担当